ウールについて
吸湿性の最も高い天然素材
羊毛は、人間の皮膚・爪・髪と同じように、タンパク質からできています。
羊毛の繊維は、非常に複雑な構造をした高分子の繊維であり、合成繊維と比べても複雑でデリケートな構造をしています。
羊の種類によって羊毛の太さ長さは千差万別で、様々な羊毛製品を生みだしています。
日本で最も一般的なのは「メリノウール」です。
羊毛の特徴
・保温性がよい。
・湿潤状態でも揉まれるとフェルト化する。
・吸湿性は高いが表面は撥水性である。
・吸湿すると寸法安定性に劣る。
・アルカリに弱い。
・虫に食われる。
メリットも多い素材ですが、デメリットもあり植物繊維に比べ、少しデリケートに扱う必要があります。
ベッドパッドのワタとして
ウールの価格は、品質により大きく変わってきます。
足やお尻の部位の毛と胴体まわりの毛では品質に違いがあり、洗浄や防縮加工の違いによっても変わってきます。
以上のことから、ベッドパッドを選ぶ際には、品質に注意する必要があります。
ウールは高価ですが長所がたくさんあり、ベッドパッドにはこだわりたい素材の一つです。
動物の毛では他に、カシミヤ（山羊）、モヘヤ（アンゴラ山羊）、キャメル（らくだ）、アンゴラ（うさぎ）などがあります。