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麻について

麻繊維は主に夏物素材として、ブラウス、スーツ、ジャケットなどに多く使われます。
寝装品では、やはり夏専用で敷きパッドやシーツなどに使われます。
麻には20種類以上ありますが、その中でテキスタイル素材として使われるのが「リネン(亜麻)とラミー(芋麻)」です。
日本の品質表示上、「麻」と表示できるものも、このリネンとラミーです。


ソフトでしなやかなリネン

西洋の麻ともいわれるリネンは、繊維は細く、短く、ラミーに次ぐ強度があります。
色は亜麻色でラミーと同様な特徴を持ちますが、風合いはよりソフトでしなやかです。
寝装品の素材としては、高級部類に入る素材です。

上の写真は、リネンの新品の生地ですが、使えば使い込む程、柔らかさや光沢感が増してきます。
リネンの中でもとりわけしなやかで独特の風合いがあり、リネンの王様といわれているものが「アイリッシュリネン」です。
寝装品としてはなかなか高価で扱いにくい素材ですが、当社でも一度は扱ってみたい素材です。

夏物素材にマッチするラミー

東洋の麻と言われるラミーは、繊維の強度が天然繊維の中で最も強く(綿の二倍)、
色は白く絹のようなしっとりとした光沢を持ちます。

シャリ感、コシがあり、吸水性、放湿性、発散性、通気性にすぐれ、
汚れにくく、汚れが付いても落ちやすい素材です。
夏物素材にぴったりなさわやかな清涼感が特徴です。